この記事を読んでいただいている
ということは、あなたもきっと
何らかの『成果』を出したいと
考えているはずです。

私もコンサルティングをする以上、
常にクライアントさんが望む成果が
出ることを第一に考えています。

最近、コンサルティングの現場で、
「成果を出すための一番方法は
やっぱりこれだ!」と感じることが
立て続けに起こっています。

そこで、今日はその
「成果を出す方法」について
シェアしたいと思います。

この情報は、特に
「短期間で成果を出したい方」に
読んでいただきたいと思います。

◆ よく理解してから?

成果を出すためには、
何らかのアクション(行動)を起こす
必要があります。

このアクションの起こし方について、
クライアントさんの傾向を見ていると
大きく分けて次の2つのタイプに
分類されます。

1) 「よく理解してから」派
2) 「とりあえずやってみる」派

まず、「よく理解してから」派。

何か新しいことにチャレンジする時に、
すべてのことをきちんと理解してから
物事に取り組むタイプです。

歯科治療を考えると、
失敗という二文字は絶対に
あってはならないものです。

そのためなのか、歯科医師の場合、
多くの先生方はこちらの考え方で
物事に取り組む傾向が強いように
感じます。

言い換えると、『慎重』とも言えます。

人の身体に触るお仕事である以上、
その姿勢は大切にしてほしいと
私も切に願います。

一方の「まずやってみる」派。

こちらは、新しい物事に対しては
「とにかくやってみる」という
スタンスでチャレンジするタイプ。

好奇心旺盛でもあるのでしょうけど、
新しいことに対してどんどん積極的に
行動を起こしていく人もいます。

その行動は、時に『大胆』とも
言えるかもしれません。

こと歯科医院『経営』と考えた時に、
成果を出すのはどちらのタイプだと
思いますか?

◆ やってみることの重要性

結論から先に言いますと、
「まずやってみる」という精神で
積極的にチャレンジする人のほうが
短期間に成果を出していきます。

なぜなら、何らかのアクションを
起こせば、そこには必ず『結果』が
出るからです。

ポイントは『結果が出る』ということ。

決して『良い結果』である必要はありません。

仮に悪い結果であったとしても、
その結果に基づいて修正や改善を
行っていけば、必ず良い結果に
近づいていきます。

パッとやってみたところ、
それが良い結果につながるのであれば、
それを続けていけば良いだけです。

アクションを起こすことで、
良かれ悪かれ結果が出ますので、
望む成果に近づくための方法論が
より早く見つかるということです。

一見すると、「よく考えてから」
取り組んだほうが、
失敗は少ないように思えます。

でも、私たちは神様ではありません。

コンサルタントとして無責任なことを
言うかもしれませんが、私だって
100%当たる方法を考えることは
不可能です。

もしそういう方法が見つかれば、
10億円ぐらいで販売します(笑)

A医院でうまくいったことが、
B医院でもうまくいくとは限らない。

なぜなら、院長の性格も違うし、
設備もスタッフも、すべての経営資源が
全く同じ歯科医院は存在しないからです。

そのぐらい、絶対にうまくいく方法を
最初から見つけることは難しいのです。

原理原則は同じであっても、
その医院に合う形にカスタマイズを
繰り返していって、ようやく
うまくいく方法に行きつくことが
ほとんどです。

◆ いつになったら理解できる?

実際のところ、「よく理解してから」
というのは、どこまでの理解を指すのか
それも明確でないケースが多いものです。

あるいは、理解したいポイントが
行動をした結果からしか分からない
というケースも少なくありません。

例えば、ホワイトニングキャンペーンを
打つと考えてみましょう。

価格をどのぐらいにしたら
患者さんはより反応するのか、
こればかりはキャンペーンの案内を
してみないと分かりませんよね?

にもかかわらず、「患者さんが
キャンペーンに応募する価格を
よく理解してから」と考えていたら、
いつまで経ってもキャンペーンを
告知することができません。

それよりも、「とりあえず20,000円で
キャンペーンを告知してみるか!」と
スタートしてしまったほうが、
実際の反応を見ることができます。

20,000円で期待する定員が集まるなら、
その先も同じ価格でキャンペーンを
打てばよいでしょう。

逆に、期待するほどの反応がなければ、
価格や内容を見直したほうが良い
ということが分かります。

結局、「よく理解できてから…」と
考えてみたところで、いつになったら
理解できるのか分からないようなことを
いつまでも考えてしまっていることは
少なくないということです。

それよりも、『やりながらわかること』
のほうが、圧倒的に多いものです。

ですから、成果を出したいのであれば、
特に短期間で成果を出したいのであれば、
『まずやってみる!』という精神のほうが
うまくいく可能性が高くなるのです。

◆ 何でもかんでもじゃなくて…

正直なところ、こんなお話をすると、
「そんな姿勢で歯科医療に臨むのは
けしからん!」とお叱りを受けることも
少なくありません。

でも、私が言っているのは、
歯科医院『経営』に関する取り組みの
お話です。

歯科治療まで何でも大胆に
とりあえずやってみるというのも、
それはそれで心配になります…

あくまでも、マーケティングや
スタッフ教育など、医院の経営的な
オペレーションについて、
「まずやってみては?」ということを
お伝えしたいのです。

人には必ず2面性があるものです。

繊細さの中に大胆さのある人。
慎重な時もあれば積極的な時もある人。
ふざける時もあれば真面目な時もある人。

あなたにも、裏返しになるような
2面性って、少なからずありますよね?

歯科医院経営もそういう考え方で
良いのでは?

治療は繊細で慎重に取り組むけど、
経営は大胆で積極的に取り組む。

そんな2面性のある人たちのほうが、
案外うまくいっていたりするものです。