今週で9月が終わろうとしています。

2018年も残すところあと3ヶ月…
あっという間に、2019年がやってきます。

そして、10月に入ったら
必ず考えてほしいことがあります。

それは、【2019年の目標】です。

◆ まだ2018年ですけど…

こんなお話をすると、
「2018年はまだ2ヶ月もあるし…」
なんて思うかも知れません。

「1年の計は元旦にあり」という
ことわざもありますので、
その年の目標は年が明けてすぐに立てるもの
というイメージがあるのでしょう。

でも、よく考えてみてください。

1月1日から考え始めて、仕事始めの日に
「さあ!これをやるぞ!」と決めて、
すぐにスタートできるのでしょうか?

例えば、「今は月間100人のリコール患者を
年末までに月間200人に増やす!」という
目標を立てたとします。

目標というのは、ただ考えて念じていれば
達成できるものではありませんよね?

リコール患者を月間で100人増やしたいなら、
「リコール患者を100人増やすために
具体的にどのような施策を打つのか?」を
考えなくてはいけません。

施策を考えた後には、
「誰が何を実行するのか?」を
決める必要もあります。

つまり、目標を立てたその日から
すぐに目標達成に直結するアクションを
起こすことはできないのです。

【目標達成に向けた準備をする期間】

どんな目標を立てたとしても、
必ず準備期間があります。

ですから、年が明ける2か月前の
11月には来年の目標達成に向けた準備を
スタートできるようにするために、
来年の目標を10月中に立てておく必要が
あるのです。

◆ 準備で80%決まっている

毎年目標を立てるものの
思うように進行できていないという方が
たくさんいらっしゃいます。

歯科業界に限ったことでなく、
多くのビジネスパーソンが
同じような感じだと思います。

「3日坊主」という言葉もあるぐらい、
継続することは難しいもの…

まして、決めた目標を年末までに
きちんと達成させることは
かなり難しいことなのです。

では、せっかく決めた目標を
達成することができないのは
一体なぜなのか?

それは、【目標達成のためにやるべき
具体的な行動が決まっていないから】に
他なりません。

先ほどお話したリコールの目標を例にすれば、
リコール来院患者を月間100人増やすという
目標を定めただけでは成果につながらない
ということ。

リコール患者を月間100人増やしたいなら、
【そのためにどんな行動をすれば良いのか?】を
具体的に定めなければなりません。

具体的な行動が決まったら、
【誰がするのか?】【どんな方法で?】など
具体的な実行プログラムを
決めていくことも必要です。

助走をせずに遠くに飛べないのと同じで、
目標を達成するための具体的な行動計画を
決めておかないと、目標達成には永久に
近づかないのです。

「結果の80%は準備で決まっている」
と言われますが、これは目標達成にも
同じことが言えるのです。

◆ 月単位、週単位、1日に単位で

もうひとつ、目標達成のために大切なことは、
スパンを短く切っていくことです。

1年間という長期的な行動計画は、
なかなかその通りには進まないものです。

1年後の結果を信じて…と思っていても、
目先の変化が見えなければ、モチベーションを
持続させていくのも難しいもの。

特に、女性はその傾向が強いと言われます。

ですから、1年間で取り組む行動計画を決めたら、
その行動をできるだけ細かいステップに分解して、
短いスパンでやるべきことを決めていきましょう。

1年後にリコール月間100人増を達成するために、
11月にやるべきこと、12月にやるべきことなど、
1ヶ月単位でやるべきことは何か?

最低限、1年後の目標達成のために、
1ヶ月ごとにやるべきことは決めましょう。

もし12ヶ月計画が思いつかないのであれば、
「まず11月にやるべきこと」だけでも決まれば、
それでも十分です。

なぜなら、11月に行動した結果に基づいて、
12月にやるべきことを考える(修正する)ことが
できるからです。

11月にやるべきことが決まったら、
それを1週間単位、1日単位まで落とし込めると
さらに行動が具体化します。

例えば、毎日こういうことをやっていって、
1週間後にはその行動結果を報告し合って、
翌週の行動計画を練り直す。

それを積み重ねていくと、1ケ月後には
〇〇ができるようになっている。

こんな風に考えていけば、目標達成に
近づきそうだと思いませんか?

行動をすれば結果が出ます。
結果が出ると、行動を修正できます。
修正すれば、また結果が変わります。

目標達成したいのであれば、
【目標達成までの具体的な行動】を
決めなければならないのです。

◆ 数字は目標じゃない!

ここまでのお話をお読みいただくと、
【目標に数字は必要だけど、数字自体が
目標になるわけではない】ということが
分かると思います。

数字というのは、あくまでも
【行動の結果】です。

ですから、数字を目標に据えたところで、
目標達成には近づかないのです。

だからと言って、数字が必要ない
ということではありません。

目標に数字が入っていなければ、
目標に近づいているのかを
計測することができませんので…

2019年の目標は決まっていますか?

もし目標が決まっていなければ、
10月中に目標を決めてください。

そして、目標数字を達成するための
具体的な行動計画を決めてください。

11月から目標達成に向けた行動の
準備を進めていけば、2019年は
1月から目標達成に向けたアクションを
すぐにスタートすることができます。

あなたの目標が達成できるように、
応援しています!