今日は、クリスマスですね。

この時期になると、
街中がクリスマスムード一色に
なるから不思議です。

最近では、ハロウィンの時期も
そうですよね。

考えてみたら、母の日、父の日、
バレンタイン、ホワイトデー、
七夕、敬老の日など、1年間には
さまざまなイベントがあります。

そして、そのタイミングに合わせて
小売店のセールも行われています。

それだけ「イベント」には、
消費者の心を動かす大きな力がある
ということ。

歯科医院でもこの「イベント」を
取り入れない手はないでしょう。

患者さんとの関係を良くするために、
スタッフの意識を改善するために、
実はお勧めの取り組みなのです。

◆なぜ、イベントなのか?

まず、イベントを開催することが
なぜ患者さんとの関係を良くするのか?

これは、ご自身がユーザー側になった
経験があると思いますので、
きっとあなたにも想像が
つきやすいと思います。

イベント目当ての集客効果
イベントを理由にした選択など、
購入のキッカケになった経験は
誰にでもあることでしょう。

あるいは、参加者から拡散
見込めるのがイベントです。

イベントの様子が
SNSで拡散されることは
容易に想像できます。

あるいは、友人同士の会話で
イベントの紹介や口コミが
発生することもあるでしょう。

このように、イベント開催には
集客や認知につながっていく
大きな効果がありますので、
集客という観点でのメリットは
分かりやすいと思います。

では、スタッフ教育のメリットは
どのようなポイントだと思いますか?

◆スタッフ教育とイベント

もしあなたがイベントを開催する場合、
どのような手順で実行しますか?

多くの場合、院長自身が企画して、
それをスタッフに実行させるように
考えていくことでしょう。

でも、それって大変じゃありませんか?

あなたは日頃の診療だけでも
かなり忙しいのですから、
そこにイベント開催まで加わっては
時間がどれだけあっても足りません。

だから、スタッフ主導でのイベントを
開催していくように考えていかないと、
継続が難しくなってしまうのです。

ですから、イベントの企画から開催まで、
スタッフ主導で進めるように考えましょう。

実は、この「イベントを企画する」という
工程が、スタッフ教育で大いに役立ちます。

その理由は、イベントを企画する時に
どんな思考が働くかを考えてみてもらえば
よくわかると思います。

「せっかくイベントをするのだから、
たくさんの患者さんが来るようにしよう」

「せっかくイベントをするのであれば、
患者さんに喜んでもらいたい」

「どんなイベントを開催すれば、
患者さんは関心を持ってくれるかな?」

こんな風に患者さん主体での発想】を
することになるからです。

日頃からスタッフに対して
「もっと患者さんのためを思って」と
望む院長が多いはずです。

実は、イベントを開催することで、
スタッフにこの【患者本位】の思考を
持たせることができるのです。

◆まず、イベントの企画を

初めてイベントの開催に取り組む場合、
まずは「イベントの企画」をしましょう。

これは、自由な発想で臨むのがコツ。

そして、ハードルを上げすぎないのが
重要ポイントです。

1年間を通じて、毎月のようにイベントを
開催するとなれば、かなり大変です。

そうではなくて、まずは1年間のうちに
何回かの開催を目指しましょう。

初めて取り組むのであれば、
春夏秋冬の季節に一度、年に4回ぐらいが
適度ではないでしょうか?

なので、イベントの企画の段階では、
「1年のうちに何回かイベントをしたいから、
どんなイベントができそうか、企画案を集める」
という趣旨で、スタッフからアイディアを
出してもらうと良いでしょう。

この時には、開催の可能不可能を問わず、
自由なアイディアを出してもらうことです。

「できそうなこと」と考えてしまうと、
人間の思考は狭まります。

そうではなく、思考を広げていくことが
楽しいイベントを作り上げます。

だって、イベントというのは
本来楽しいものなのですから。

ただ、「自由に」と言われても、
スタッフも困ってしまうかも
知れません。

そこで、1年間の中にある
さまざまな記念日をヒントに
考えてみると良いでしょう。

・お正月
・バレンタインデー
・ホワイトデー
・入学式
・子どもの日
・母の日
・父の日
・七夕
・夏休み
・敬老の日
・体育の日
・ハロウィン
・クリスマス

毎月のように、何らかの記念日が
やってきます。

これと絡めながら考えていくと、
いろいろなイベントのアイディアが
生まれてくると思います。

・バレンタインデーに
キシリトールチョコのサンプルを
プレゼント

・母の日、父の日の似顔絵大会

・七夕に願い事を書いてもらい
短冊に飾る

・夏休みに子供向けの体験教室
(キッザニア)を開催する

こんな風に、まずはいろいろな
アイディアを集めてください。

◆ハードルの低いものからチャレンジ!

たくさんのアイディアが出たら、
その中から実行可能に思えるイベントに
取り組んでみましょう!

前述の例で言えば、
「キシリトールチョコのサンプル配布」は
簡単に取り組めそうですよね。

サンプル配布のように医院主導での
イベントなら、医院側の準備だけなので、
簡単に取り組むことができます。

このように、まずは医院主導で
簡単に実行できそうなイベントに
取り組んでみましょう。

では、その他のアイディアはどうするか?

これは、半年~1年かけながら、
じっくり計画するイベントとして
取り組んでいきます。

患者さん参加型のイベントには、
準備が必要になるからです。

似顔絵や短冊などのイベントでは、
告知をする準備が必要です。

体験教室などのイベントになると、
当日のプログラムも考えなければ
いけません。

だから、中長期的なスパンで、
準備をしていく必要があります。

せっかくなので、イベントチームを
結成して取り組んでいけば、
チームワークも醸成できます。

患者さんも喜ばせることができ、
スタッフ教育にもプラスになる

ぜひイベントの開催について、
考えてみてください。