2019年がスタートしました!

1年の始まりというのは、
とても気持ちの良いものです。

去年までのことは、
あくまでも去年までのこと。

年が変わったということも
ひとつのキッカケです。

今年1年が良い年となるように、
変化を起こしていきましょう!

年も変わったことで、
新年の目標などを立てる先生も
多いことでしょう。

今年の売上を20%上昇させるために、
取り組んでおきたいことをお話します。

◆目標とは?

その前に、目標について、
おさらいしてみます。

あなたは今年の目標を決めましたか?

目標設定でよく言われるのは、
「具体的な数値化」です。

数値化できる目標を設定しないと、
目標が達成できたかどうかを
計測することができません。

ですから、目標を立てる場合に
数値化することは必須です。

「来院人数を増やす」よりも、
「1日来院人数を40人にする」
のほうが、より具体的になります。

「売上を増やす」よりも、
「月間医業収入を600万円にする」
のほうが、より具体的になります。

具体的な数値にすることによって、
目標達成までの差も明確になります。

現在地点と理想の未来が明確なほど、
現状と理想の差も明確になりますし、
埋めるべき数字も明確になります。

なので、目標を立てる場合には、
必ず「数値化」をするべきなのは
確かです。

では、「目標を数値化すれば、
目標に近づくのか?」と考えると、
いかがでしょうか?

◆数値化した目標をさらに具体化

実は、目標を数値化するだけでは、
目標としては不完全です。

数値化することによって、
現状と理想との差については
具体的になります。

では、数字だけを追いかけたら、
その差は埋まるのでしょうか?

「来院人数をあと5人増やしたい!」
「月間医業収入をあと100万円!」

数字としては非常に明確ですが、
理想的な姿に近づくために大事なのは、
数字を知ることではありません。

理想との差を埋めるために、
いったい何をすれば良いのか?

これが大事です。

「来院人数をあと5人増やすために、
何をしていけば良いのか?」

「月間医業収入を100万円
増やすために、何をしていけば
良いのか?」

そのように考えていくことで、
具体的な対策が見つかります。

新患を増やしていくべきなのか、
リコールを増やすべきなのか、
1件単価を改善すべきなのか。

新患がたくさん来ている歯科医院なら、
新患がリコールに導入できるように
考えていったほうが、改善します。

リコールの導入率が高いのであれば、
新患を増やす努力をしていけば、
売上はどんどん増えていきます。

理想の未来に近づくための対策は、
その医院ごとに異なります。

あなたの歯科医院の目標達成には、
いったい何をするべきなのか?

目標を達成したいのであれば、
このような具体的な行動まで
落とし込む目標設定が必要です。

◆目標は修正されるもの

もうひとつ考えておきたいのは、
目標というのは常に一定ではない
ということ。

目標数値を早期に達成できれば、
目標数値は上方修正されます。

目標数値が達成できない場合、
もっと目先の数値を達成するために
数値の下方修正を検討する必要も
あるかもしれません。

このように、目標というのは、
現在の状況によって常に変化を
続けていくものなのです。

そもそも、目標があまりにも
現実からかけ離れていると、
モチベーションが続きません。

「頑張れば手が届きそうな数字」を
目標に設定しておかないと、
気持ちが萎えてしまいがち。

目標は達成することができて
初めて気持ち良さを感じるものです。

なので、簡単すぎず、難しすぎない
目標を設定するのがポイントです。

それに、年間目標を達成するには、
4半期や毎月単位での目標も
こなしていかなければなりません。

これらの短期スパンでの目標も
クリアし続けていくことが
年間目標達成につながっていく。

そう考えていくことも、
年間目標達成のためには
重要な考え方です。

ここまでのお話を考えれば、

数値を達成するための行動は?
年間目標を達成するために、
短期スパンでやるべきことは?

こういう考え方で取り組むことが
目標達成に近づく方法であることは、
理解できると思います。

◆売上をUPさせるために

では、売上UPの目標を達成するために、
あなたは具体的に何をすれば良いのか?

それは、「考える時間を持つ」ということ。

黙って数字を眺めていても、
永久に目標数値に近づくことなど
できません。

目標と現状には、どのぐらいの差が
あるのか?

目標までの差を埋めていくために、
具体的に何をしていったら良いのか?

これらについて、じっくりと
「考える時間」が必要です。

私の経験から言えることは、
歯科医師の先生たちは忙し過ぎます。

日々の診療にも追われますし、
スタッフ教育や事務作業などもあり、
医院運営だけでもかなり忙しい…

さらに、歯科医師会のことだったり、
技術のブラッシュアップも必要だったり、
時間がどれだけあっても足りない…

そんな先生方がとても多いというのが、
歯科医師の実態でしょう。

目の前の仕事やスケジュールに
追われてしまいますので、
「医院経営について考える時間」は
どうしても後回しになりがちです。

だけど・・・

「今月は、具体的に何をしていこうか?」
「業績が停滞してきたが、その原因は?」
「問題を解決するために、何をすべきか?」

こういうことを考えていかないと、
医院の業績は変化していきません。

にもかかわらず、日々の診療や
スケジュールをこなしていくことで
精一杯になってしまっている。

そんな院長先生が多すぎるのです。

医院経営に熱心なあなたには、
今年はその状況を打破してほしいと
私は考えるのです。

◆週に1時間でも良いから・・・

このような問題を解決するために、
週に1時間、医院経営を考える時間」を
持つようにしてください。

まずは、週に1時間でOKです。

もっと長い時間を確保できるなら、
より長い時間を確保してもちろん
OKです。

でも、最初は無理のないように、
週1時間ぐらいから始めていくことを
お勧めします。

「医院経営について考える時間が
足りないな。」と感じるようになれば、
自然とその時間は増えていきますので…

今週の出来事を振り返って、
来週のアクションを考える。

全体ミーティングで
スタッフに伝える内容を考える。

各スタッフに対する
アドバイスの方向性を考える。

新しい取り組みを導入するために、
必要なアクションやコストを考える。

「経営」では、考えることというのが
たくさんあります

考える作業というのは、
集中して取り組まないと
進んでいきません。

そのためには、時間が空いた時に…
という片手間思考では難しいのです。

今年は、「自分のスケジュール」として、
週に1度、時間を確保しましょう。

「毎週〇曜日の〇〇時~」

こんな風に定例化できると、
さらに良いですよね。

・目標の数値化
・差を埋めるための具体的な行動
・目標数値の修正

そして、これらのことを
「考える」時間。

目標達成できるように、
確実に実行してみてください。

2019年が、あなたにとって
最高の1年となりますように、
応援しています。